歌詳細

御食向ふ南渕山の巌には降りしはだれか消え残りたる

項目 内容
番号 9-1709
漢字本文(題詞) 獻弓削皇子歌一首
漢字本文 御食向南渕山之巌者落波太列可削遺有
漢字本文(左注) 右、柿本朝臣人麻呂之歌集所出。
読み下し文(題詞) 弓削皇子に献れる歌一首
読み下し文 御食向ふ南渕山の巌には降りしはだれか消え残りたる
読み下し文(左注) 右は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ。
訓み みけむかふみなふちやまのいはほにはふりしはだれかきえのこりたる
現代語訳 御食に供える蜷(みな)、南淵山の岩には、降ったまだら雪が消え残っているのだろうか。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】南淵山
【故地名読み】みなぶちやま
【現在地名】奈良県高市郡明日香村
【故地説明】多武峰の南方、明日香村冬野あたりから稲淵にかけて西走している山地。
【地名】南渕山
【現在地名】奈良県高市郡明日香村稲淵の一帯。飛鳥川の上流に当る。