歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻9-1713 |
漢字本文(題詞) | 幸芳野離宮時歌二首 |
漢字本文 | 瀧上乃三船山従秋津邊来鳴度者誰喚児鳥 |
読み下し文(題詞) | 吉野の離宮に幸しし時の歌二首 |
読み下し文 | 滝の上の三船の山ゆ秋津辺に来鳴き渡るは誰呼子鳥 |
訓み | たきのうへのみふねのやまゆあきつへにきなきわたるはたれよぶこどり |
現代語訳 | 激流のほとりの三船山を越して、秋津野のほとりにやって来て、鳴きわたるのは誰を呼ぶ呼子鳥だろう。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 不明 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 不明// |
詠み込まれた地名 | 大和 / 奈良 |
関連地名 | 【故地名】三船の山 【故地名読み】みふねのやま 【現在地名】奈良県吉野郡吉野町 【故地説明】奈良県吉野郡吉野町宮滝(吉野離宮の地)と吉野川をはさんで東南にある山(487メートル)。船岡山ともいう。北の山裾(柴橋上流)は激湍部にあたり、西方象山との間に喜佐谷を作っている。なお宮址とともに他を考える説もある。 【故地名】吉野の離宮 【故地名読み】よしののとつみや 【現在地名】奈良県吉野郡吉野町 【故地説明】吉野の宮に同じ。 【地名】三船の山:秋津 【現在地名】奈良県吉野郡吉野町宮滝の柴橋から上流右手に見える山。高さ四八七メートル:奈良県吉野郡吉野町宮滝から対岸の同町御園にかけての一帯をいう。 |