歌詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番号 | 巻9-1741 |
| 漢字本文(題詞) | 反歌 |
| 漢字本文 | 常世邊可住物乎釼刀己行柄於曽也是君 |
| 読み下し文(題詞) | 反歌 |
| 読み下し文 | 常世辺に住むべきものを剣大刀己が心からおそやこの君 |
| 訓み | とこよへにすむべきものをつるぎたちながこころからおそやこのきみ |
| 現代語訳 | 永遠の世に住むはずであったものを、他でもない剣刀――そなたの心によって空しくなってしまった。愚かなことよ。この君は。 |
| 歌人 | 高橋連虫麻呂歌集 / たかはしのむらじむしまろのかしふ |
| 歌体 | 短歌 |
| 時代区分 | 第3期 |
| 部立 | 雑歌 |
| 季節 | なし |
| 補足 | 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋連虫麻呂歌集】 |
| 詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
| 関連地名 | 【故地名】常世 【故地名読み】とこよ 【故地説明】常住不変の国で、古代人の描いた理想郷。神仙思想が入るにおよんで不老不死の仙境の意に用いられ、遠い海の彼方にある国と想像された。生前・死後の世界・外国の意にも用いた。 |