歌詳細

埼玉の小埼の沼に鴨そ翼霧る己が尾に降り置ける霜を払ふとにあらし

項目 内容
番号 9-1744
漢字本文(題詞) 見武蔵小埼沼鴨作歌一首
漢字本文 前玉之小埼乃沼尒鴨曽翼霧己尾尒零置流霜乎掃等尒有斯
読み下し文(題詞) 武蔵の小埼の沼の鴨を見て作れる歌一首
読み下し文 埼玉の小埼の沼に鴨そ翼霧る己が尾に降り置ける霜を払ふとにあらし
訓み さきたまのをさきのぬまにかもそはねきるおのがをにふりおけるしもをはらふとにあらし
現代語訳 埼玉の小崎の沼に鴨が羽をふるわせている。わが尾に降りおいた霜を払おうとしているらしい。
歌人 高橋連虫麻呂歌集 / たかはしのむらじむしまろのかしふ
歌体 旋頭歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋連虫麻呂歌集】
詠み込まれた地名 武蔵 / 埼玉
関連地名 【故地名】埼玉
【故地名読み】さきたま
【現在地名】埼玉県
【故地説明】武蔵国の郡名。埼玉県熊谷・行田・羽生の三市、大里・北足立・南北埼玉四郡の一帯の地。
【故地名】武蔵
【故地名読み】むさし
【故地説明】国名。東京都・埼玉県及び神奈川県の一部。
【故地名】小埼の沼
【故地名読み】おさきのぬま
【現在地名】埼玉県行田市
【故地説明】埼玉県行田市埼玉付近にあった沼。遺址を伝えて歌碑が田なかの小森にある。
【地名】埼玉:小埼の沼
【現在地名】埼玉県行田市の東南部、大字埼玉の一帯:かつて埼玉県行田市埼玉付近にあった沼