歌詳細

遠妻し高にありせば知らずとも手綱の浜の尋ね来なまし

項目 内容
番号 9-1746
漢字本文(題詞) 手綱濱歌一首
漢字本文 遠妻四高尒有世婆不知十万手綱乃浜能尋来名益
読み下し文(題詞) 手綱の浜の歌一首
読み下し文 遠妻し高にありせば知らずとも手綱の浜の尋ね来なまし
訓み とほづましたかにありせばしらずともたづなのはまのたづねきなまし
現代語訳 遠い妻が多珂にいるとしたら、道は知らぬ土地だとしても、手綱の浜のように尋ねて来るだろうよ。
歌人 高橋連虫麻呂歌集 / たかはしのむらじむしまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋連虫麻呂歌集】
詠み込まれた地名 常陸 / 茨城
関連地名 【故地名】多珂
【故地名読み】たか
【現在地名】茨城県高萩市
【故地説明】茨城県高萩市。『和名抄』の「多珂郡多珂郷」。多珂郡は茨城県東北隅、太平洋岸、現在の多賀郡を中心に日立・高萩・北茨城の三市にまたがる。
【故地名】手綱の浜
【故地名読み】たづなのはま
【現在地名】茨城県高萩市
【故地説明】茨城県高萩市高戸(下手綱・上手綱の大字名がある)の北の赤浜。一説に高戸の南の関根川河口付近の浜。
【地名】高
【現在地名】京都府綴喜郡井手町多賀