歌詳細

妹らがり今木の嶺に茂り立つ夫松の木は古人見けむ

項目 内容
番号 9-1795
漢字本文(部立) 挽歌
漢字本文(題詞) 宇治若郎子宮所歌一首
漢字本文 妹等許今木乃嶺茂立嬬待木者古人見祁牟
読み下し文(部立) 挽歌
読み下し文(題詞) 宇治若郎子の宮所の歌一首
読み下し文 妹らがり今木の嶺に茂り立つ夫松の木は古人見けむ
訓み いもらがりいまきのみねにしげりたつつままつのきはふるひとみけむ
現代語訳(部立) 挽歌
現代語訳(標目) 挽歌
現代語訳(題詞) 挽歌
現代語訳(序文など) 挽歌
現代語訳 妻のもとに今来る――今木の嶺にうっそうと茂る嬬を待つ――松の木は、昔の人が見ただろうか。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 挽歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】今木の嶺
【故地名読み】いまきのみね
【現在地名】京都府宇治市
【故地説明】所在未詳。京都府宇治市紅斉の朝日山(明治中期まで小宇名離宮山)の古名か。一説に今城の丘と同地。→今城の丘
【故地名】宇治の若郎子の宮所
【故地名読み】うじのわきいらつこのみやどころ
【現在地名】京都府宇治市
【故地説明】→宇治の宮処 一説に奈良県五條市。
【地名】今木
【現在地名】所在未詳