歌詳細

もみち葉の過ぎにし児らと携はり遊びし磯を見れば悲しも

項目 内容
番号 9-1796
漢字本文(題詞) 紀伊國作歌四首
漢字本文 黄葉之過去子等携遊礒麻見者悲裳
読み下し文(題詞) 紀伊国にして作れる歌四首
読み下し文 もみち葉の過ぎにし児らと携はり遊びし磯を見れば悲しも
訓み もみちばのすぎにしこらとたづさはりあそびしいそをみればかなしも
現代語訳 黄葉のように逝ってしまったあの子と手をとって進んだ磯を見ると悲しいことよ。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 挽歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 紀伊 / 和歌山
関連地名 【故地名】紀の国
【故地名読み】きのくに
【故地説明】国名。和歌山県と三重県の南、北牟婁の地。