歌詳細

勝鹿の真間の井を見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ

項目 内容
番号 9-1808
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 勝壯鹿之真間之井見者立平之水挹家武手兒名之所念
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 勝鹿の真間の井を見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ
訓み かつしかのままのゐをみればたちならしみづくましけむてこなしおもほゆ
現代語訳 勝鹿の真間の井戸を見ると、通って来ては水を汲んだろう手児奈が思われる。
歌人 高橋連虫麻呂歌集 / たかはしのむらじむしまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 挽歌
季節 なし
補足 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋連虫麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】葛飾
【故地名読み】かつしか
【故地説明】下総国。千葉県東葛飾郡・松戸市・市川市、東京都葛飾区・江戸川区、埼玉県北葛飾郡などの江戸川流域の地。
【故地名】真間の井
【故地名読み】ままのい
【現在地名】千葉県市川市
【故地説明】真間の地にあった井。ママは崖の意で崖際に豊富な泉があったか。今、手児奈堂の北側の亀井院に真間の井と称して古井戸を伝えている。
【地名】葛飾:真間の井
【現在地名】千葉県東葛飾郡・松戸市・市川市、東京都葛飾区・江戸川区、埼玉県北葛城郡などの江戸川流域の地:千葉県市川市の「真間」の地にあった井。現在、同市真間町の真間山弘法寺の下に手児奈堂と称する堂があり、その北側の亀井院に真間の井という古井戸が残っている