歌詳細

葦屋の菟原処女の奥つ城を行き来と見れば音のみし泣かゆ

項目 内容
番号 9-1810
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 葦屋之宇奈比處女之奥槨乎往来跡見者哭耳之所泣
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 葦屋の菟原処女の奥つ城を行き来と見れば音のみし泣かゆ
訓み あしのやのうなひをとめのおくつきをゆきくとみればねのみしなかゆ
現代語訳 葦屋のうない処女の墓を、行きとなく帰りとなく見ると、声出して泣かれてしまうよ。
歌人 高橋連虫麻呂歌集 / たかはしのむらじむしまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 挽歌
季節 なし
補足 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋連虫麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 播磨 / 兵庫
関連地名 【故地名】葦屋
【故地名読み】あしや
【現在地名】兵庫県
【故地説明】兵庫県芦屋市及び神戸市東部一帯の地。六甲山南麓一帯を広く称した。あしのやとも。
【故地名】菟名日
【故地名読み】うない
【故地説明】普通名詞。一説に地名。→菟原(うはら)