歌詳細

春日なる三笠の山に月も出でぬかも佐紀山に咲ける桜の花の見ゆべく

項目 内容
番号 10-1887
漢字本文(題詞) 旋頭歌
漢字本文 春日在三笠乃山尒月母出奴可母佐紀山尒開有櫻之花乃可見
読み下し文(題詞) 旋頭歌
読み下し文 春日なる三笠の山に月も出でぬかも佐紀山に咲ける桜の花の見ゆべく
訓み かすがなるみかさのやまにつきもいでぬかもさきやまにさけるさくらのはなのみゆべく
現代語訳 春日の三笠の山に月も出てほしいよ。佐紀山に咲いている桜の花が夜でも見えるように。
歌人 作者未詳 /
歌体 旋頭歌
時代区分 不明
部立 春雑歌
季節
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】春日
【故地名読み】かすが
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良市の東部、春日山・御蓋山・若草山などを含めた山野一帯を広くいう。
【故地名】佐紀山
【故地名読み】さきやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良山の西部。奈良山越え(歌姫越え)の道がこの山地を通る。
【故地名】三笠の山
【故地名読み】みかさのやま
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】奈良市東部、春日大社後方、春日山の主峰の前面西方にある御蓋山(283メートル)。
【地名】春日:三笠の山:佐紀山
【現在地名】奈良市街地東方の山地一帯:御蓋山。奈良市春日神社後方の山。高さ二八三メートル:奈良市北部、平城宮西北の丘陵地