歌詳細

綜麻がたの林の前のさ野榛の衣につくなす目につくわが背

項目 内容
番号 1-19
漢字本文 綜麻形乃林始乃狭野榛能衣尒着成目尒都久和我勢
漢字本文(左注) 右一首歌、今案、不似和歌。但、舊本載于此次。故以猶載焉。
読み下し文 綜麻がたの林の前のさ野榛の衣につくなす目につくわが背
読み下し文(左注) 右の一首の歌は、今案ふるに、和ふる歌に似ず。ただ、旧本この次に載す。故以になほここに載す。
訓み へそがたのはやしのさきのさのはりのきぬにつくなすめにつくわがせ
現代語訳 綜麻形の林のはずれの榛の木が美しく衣に染みつくように、わが目によくつくわが君よ。
歌人 井戸王 / ゐのへのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第1期
部立 雑歌
季節
補足 井戸王/ゐのへのおほきみ/井戸王
詠み込まれた地名 近江 / 滋賀
関連地名 【故地名】綜麻形
【故地名読み】へそがた
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】未詳。訓に諸説ある。普通名詞か。地名なら三輪山か。→三輪山 他に滋賀県栗東市綣の地、滋賀県の信楽・田上両杣山の入口などの説がある。→田上山