歌詳細

石上布留の神杉神びにし我やさらさら恋にあひにける

項目 内容
番号 10-1927
漢字本文 石上振乃神杉神備西吾八更〻戀尒相尒家留
漢字本文(左注) 右一首、不有春歌、而猶以和、故載於茲次。
読み下し文 石上布留の神杉神びにし我やさらさら恋にあひにける
読み下し文(左注) 右の一首は、春の歌にあらねども、なほし和へなるを以ちて、故にこの次に載す。
訓み いそのかみふるのかむすぎかむびにしわれやさらさらこひにあひにける
現代語訳 石上の布留の神杉のように神々しく年とってしまった私が、またまた恋に逢ったのかなあ。
現代語訳(左注) 右の一首は春の歌ではないが、やはり返歌なので、この次に載せた。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 春相聞
季節
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】石上
【故地名読み】いそのかみ
【現在地名】奈良県天理市
【故地説明】奈良県寺理市の石上神宮を中心とした一帯の総称。布留はその中にあり、「石上布留」と言い慣らされていた。いまも石上町・布留町の名が残る。
【故地名】布留
【故地名読み】ふる
【現在地名】奈良県天理市
【故地説明】奈良県天理市布留の地。市街東方山裾の地で石上神宮がある。
【地名】石上布留
【現在地名】奈良県天理市の石上神宮付近から西方一帯汎称