歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻2-197 |
漢字本文(題詞) | 短歌二首 |
漢字本文 | 明日香川四我良美渡之塞益者進留水母能杼尒賀有萬思〔一云、水乃与杼尒加有益〕 |
読み下し文(題詞) | 短歌二首 |
読み下し文 | 明日香川しがらみ渡し塞かませば流るる水ものどにかあらまし〔一に云ふ、水のよどにかあらまし〕 |
訓み | あすかがはしがらみわたしせかませばながるるみづものどにかあらまし〔いつにいふ、みづのよどにかあらまし〕 |
現代語訳 | 明日香川に堰(せき)を渡してとめたら、流れ去る水も、ゆるやかになるだろうに〔水も淀むだろうに〕。 |
歌人 | 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ |
歌人別名 | 人麻呂 |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 挽歌 |
季節 | なし |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂 |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】明日香川 【故地名読み】あすかがわ 【現在地名】奈良県高市郡 【故地説明】高市郡高取山(584メートル)の山中畑に発し、稲淵山の西麓を廻り、雷丘の南西及び藤原京址を北西に流れ大和川に注ぐ。巻14のものは一説に東国の川、所在未詳。 【地名】明日香川 【現在地名】奈良県高市郡畑の山中に発し、稲淵山の西麓を回り、甘橿丘の東北、藤原宮跡を経て大和川に注ぐ |