歌詳細

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

項目 内容
番号 1-20
漢字本文(題詞) 天皇、遊獦蒲生野時、額田王作歌
漢字本文 茜草指武良前野逝標野行野守者不見哉君之袖布流
読み下し文(題詞) 天皇の、蒲生野に遊猟したまひし時に、額田王の作れる歌
読み下し文 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
訓み あかねさすむらさきのゆきしめのゆきのもりはみずやきみがそでふる
現代語訳 あかね色をおびる、紫草の野を行き、その禁じられた野を行きながら、野の番人は見るのではないでしょうか。あなたが袖をお振りになるのを。
歌人 額田王 / ぬかたのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第1期
部立 雑歌
季節
補足 額田王/ぬかたのおほきみ/額田王
詠み込まれた地名 近江 / 滋賀
関連地名 【故地名】蒲生野
【故地名読み】がもうの
【現在地名】滋賀県
【故地説明】滋賀県近江八幡市末広町、八日市市糠塚町・野口町・市辺町、近江八幡市安土町内野(小字名に蒲生がのこる)など一帯の野。