歌詳細

秋風に大和へ越ゆる雁がねはいや遠さかる雲隠りつつ

項目 内容
番号 10-2128
漢字本文(題詞) 詠鴈
漢字本文 秋風尒山跡部越鴈鳴者射矢遠放雲隠筒
読み下し文(題詞) 雁を詠める
読み下し文 秋風に大和へ越ゆる雁がねはいや遠さかる雲隠りつつ
訓み あきかぜにやまとへこゆるかりがねはいやとほさかるくもがくりつつ
現代語訳 秋風の中を大和の方へ越えてゆく雁は、ますます遠ざかってゆく。雲に隠れながら。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 秋雑歌
季節
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】大和
【故地名読み】やまと
【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。