歌詳細

大坂をわが越え来れば二上にもみち葉流る時雨降りつつ

項目 内容
番号 10-2185
漢字本文 大坂乎吾越来者二上尒黄葉流志具礼零乍
読み下し文 大坂をわが越え来れば二上にもみち葉流る時雨降りつつ
訓み おほさかをわがこえくればふたかみにもみちばながるしぐれふりつつ
現代語訳 大坂を私が越えて来ると、二上山では川に黄葉が流れてゆく。時雨が間断もなく。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 秋雑歌
季節
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】大坂
【故地名読み】おおさか
【故地説明】奈良県北葛城郡香芝町と大阪府南河内郡太子町との間の穴虫峠越えの道か。香芝市に大字逢坂の名が残り、同市穴虫に大坂山口神社がある。穴虫より北の関屋峠越え、二上山南側の竹内峠越えの道も考えられる。
【故地名】二上(1)
【故地名読み】ふたがみ
【故地説明】奈良県北葛城郡当麻町と大阪府南河内郡太子町との間の二上山。葛城山脈の北のつづきにあたり、大和・河内の国境をなす。南の雌岳(474メートル)と北の雄岳(540メートル)の二峰に分かれ、雄岳山頂に大津皇子墓がある。
【地名】大坂:二上
【現在地名】大阪府南河内郡太子町から奈良県香芝市穴虫に入る、いわゆる穴虫峠:奈良県北葛城當麻町の西方にある山