歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻2-223 |
漢字本文(題詞) | 柿本朝臣人麻呂在石見國臨死時、自傷作歌一首 |
漢字本文 | 鴨山之磐根之巻有吾乎鴨不知等妹之待乍将有 |
読み下し文(題詞) | 柿本朝臣人麻呂の石見国に在りて臨死らむとせし時に、自ら傷みて作れる歌一首 |
読み下し文 | 鴨山の岩根しまけるわれをかも知らにと妹が待ちつつあるらむ |
訓み | かもやまのいはねしまけるわれをかもしらにといもがまちつつあるらむ |
現代語訳 | 鴨山の岩を枕としている私を、何も知らずに妻は待ちつづけているだろうか。 |
歌人 | 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ |
歌人別名 | 人麻呂 |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 挽歌 |
季節 | なし |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂 |
詠み込まれた地名 | 石見 / 島根 |
関連地名 | 【故地名】石見の国 【故地名読み】いわみのくに 【現在地名】島根県 【故地説明】国名。島根県西部の地。国庁は浜田市下国府町にあった。 【故地名】鴨山 【故地名読み】かもやま 【現在地名】島根県 【故地説明】所在未詳。(1)島根県邑智郡美郷町大字湯抱字鴨山。(2)浜田市内の城山(亀山、浜田城築城の折、鴨山を改名)。(3)益田市高津の鴨島(万寿3〈1026〉年海に没した)。(4)奈良県葛城山中の山。 【地名】鴨山 【現在地名】所在未詳 |