歌詳細

長谷の弓月が下にわが隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも〔一に云ふ、人見つらむか〕

項目 内容
番号 11-2353
漢字本文 長谷弓槻下吾隠在妻赤根刺所光月夜迩人見点鴨〔一云、人見豆良牟可〕
読み下し文 長谷の弓月が下にわが隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも〔一に云ふ、人見つらむか〕
訓み はつせのゆつきがしたにわがかくせるつまあかねさしてれるつくよにひとみてむかも〔いつにいふ、ひとみつらむか〕
現代語訳 長谷の斎槻が岳(たけ)のふもとに、人目をはばかって私の置いた妻よ。茜色をおびて照らす月夜に、人が逢ってしまうかなあ〔人が逢っているだろうかなあ〕。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 旋頭歌
時代区分 第2期
部立 旋頭歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】泊瀬
【故地名読み】はつせ
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】奈良県桜井市初瀬を中心とした、初瀬川流域の峡谷地帯。長谷の表記も、「隠口の」の形容辞もその地形から生まれたもの。大和から伊賀・伊勢への通路にあたる。
【地名】長谷:弓月
【現在地名】奈良県桜井市初瀬を中心に宇陀郡榛原町の一部にかけての一帯。:巻向山に同じ。