歌詳細

息の緒に我は思へど人目多みこそ吹く風にあらばしばしば逢ふべきものを

項目 内容
番号 11-2359
漢字本文 息緒吾雖念人目多社吹風有数〻応相物
読み下し文 息の緒に我は思へど人目多みこそ吹く風にあらばしばしば逢ふべきものを
訓み いきのをにわれはおもへどひとめおほみこそふくかぜにあらばしばしばあふべきものを
現代語訳 この恋を命とも私は思うのだが、人目が多いからこそ逢えない。吹く風ででもあったら、しばしば逢えるものを。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 旋頭歌
時代区分 第2期
部立 旋頭歌
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明