歌詳細

聞くがごとまこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島

項目 内容
番号 3-245
漢字本文(題詞) 長田王被遣筑紫渡水嶋之時歌二首
漢字本文 如聞真貴久奇母神左備居賀許礼能水嶋
読み下し文(題詞) 長田王の筑紫に遣はさえて水島に渡りし時の歌二首
読み下し文 聞くがごとまこと貴く奇しくも神さび居るかこれの水島
訓み きくがごとまことたふとくくすしくもかむさびをるかこれのみづしま
現代語訳 聞いているとおりに、まことに貴く、不思議にも神々しくあることよ。この水島は。
歌人 長田王 / をさだのおほきみ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 長田王/をさだのおほきみ/長田王
詠み込まれた地名 筑紫 / 福岡
関連地名 【故地名】筑紫
【故地名読み】つくし
【故地説明】九州地方(大宰府管下の西海道、九国二島)の総称。また筑前・筑後の総称としても用いた。
【故地名】水島
【故地名読み】みずしま
【現在地名】熊本県八代市
【故地説明】熊本県八代市水島町の球磨川の分流、南川河口にある周囲40メートル前後の岩山からする小島。一説にこの小島の対岸、同市鼠蔵町にある大鼠蔵山。
【地名】水島
【現在地名】熊本県八代市植柳の西南部、球磨川の分流の一つである南川の河口にある周囲四〇メートル前後の岩山からなる小島