歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻3-246 |
漢字本文 | 葦北乃野坂乃浦従船出為而水嶋尒将去浪立莫勤 |
読み下し文 | 葦北の野坂の浦ゆ船出して水島に行かむ波立つなゆめ |
訓み | あしきたののさかのうらゆふなでしてみづしまにいかむなみたつなゆめ |
現代語訳 | 葦北の野坂の浦から船出して来て、これから水島に行こう。波よ立つな、けっして。 |
歌人 | 長田王 / をさだのおほきみ |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 長田王/をさだのおほきみ/長田王 |
詠み込まれた地名 | 筑紫 / 福岡 |
関連地名 | 【故地名】葦北 【故地名読み】あしきた 【現在地名】熊本県 【故地説明】熊本県の南部、不知火海に面し、鹿児島県に接する葦北郡及び水俣市の地。 【故地名】野坂の浦 【故地名読み】のさかのうら 【現在地名】熊本県葦北郡 【故地説明】熊本県葦北郡内、所在未詳。同郡田浦町田浦説と芦北町佐敷説がある。 【故地名】水島 【故地名読み】みずしま 【現在地名】熊本県八代市 【故地説明】熊本県八代市水島町の球磨川の分流、南川河口にある周囲40メートル前後の岩山からする小島。一説にこの小島の対岸、同市鼠蔵町にある大鼠蔵山。 【地名】野坂の浦:水島 【現在地名】熊本県芦北郡内であろうが、所在未詳:熊本県八代市植柳の西南部、球磨川の分流の一つである南川の河口にある周囲四〇メートル前後の岩山からなる小島 |