歌詳細

敷たへの枕は人に言問へやその枕には苔生しにたり

項目 内容
番号 11-2516
漢字本文 敷細布枕人事問哉其枕苔生負為
漢字本文(左注) 右二首
以前一百四十九首、柿本朝臣人麻呂之歌集出。
読み下し文 敷たへの枕は人に言問へやその枕には苔生しにたり
読み下し文(左注) 右は二首
以前の一百四十九首は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ。
訓み しきたへのまくらはひとにこととへやそのまくらにはこけむしにたり
現代語訳 敷栲の枕に人は言問いなどしましょうか。あなたを恋しているのですがお出でもなく、こちらの枕は苔がむしていますよ。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 問答(問答歌)
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明