歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻3-253 |
漢字本文 | 稲日野毛去過勝尒思有者心戀敷可古能嶋所見〔一云、湖見〕 |
読み下し文 | 稲日野も行き過ぎかてに思へれば心恋しき可古の島見ゆ〔一に云ふ、湖見ゆ〕 |
訓み | いなびのもゆきすぎかてにおもへればこころこほしきかこのしまみゆ〔いつにいふ、みなとみゆ〕 |
現代語訳 | 古い伝承にも語られる稲日野も行き過ぎがたく思っていると、心に恋しく思っていた加古の島が見えて来る〔港が見えて来る〕。 |
歌人 | 柿本朝臣人麻呂 / かきのもとのあそみひとまろ |
歌人別名 | 人麻呂 |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂 |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】稲日野 【故地名読み】いなびの 【現在地名】兵庫県 【故地説明】→印南(播磨国の郡名。兵庫県加古川市・加古郡・明石市にかけての一帯。いなむとも。) 【故地名】加古の島 【故地名読み】かこのしま 【現在地名】兵庫県 【故地説明】加古川河口(現高砂市)にあった島か。加古川河口一帯の陸影説、家島群島の上島説がある。 【故地名】加古の湖 【故地名読み】かこのみなと 【現在地名】兵庫県高砂市 【故地説明】加古川河口付近。 【地名】稲日野:加古の島<加古の水門> 【現在地名】兵庫県の東部、加古郡および加古川・明石二市の一帯といわれる:兵庫県加古川河口にあった三角州上の島か<兵庫県加古川の港> |