歌詳細

紀伊の海の名高の浦に寄する波音高きかも逢はぬ児故に

項目 内容
番号 11-2730
漢字本文 木海之名高之浦尒依浪音高鳧不相子故尒
読み下し文 紀伊の海の名高の浦に寄する波音高きかも逢はぬ児故に
訓み きのうみのなたかのうらによするなみおとだかきかもあはぬこゆゑに
現代語訳 紀の国の名高の浦に寄せる波のように評判はとどろくよ、逢いもしない子なのに。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 寄物陳思
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】紀の海
【故地名読み】きのうみ
【故地説明】紀伊国の海。
【故地名】名高の浦
【故地名読み】なたかのうら
【現在地名】和歌山県海南市
【故地説明】和歌山県海南市名高付近の海浜。北の毛見崎の丘陵と南の急峻な藤白山脈にはさまれて東に湾入した入海の湾奥中心部。北は黒江、南は藤白と万葉の地名が続く。
【地名】紀伊の海:名高の浦
【現在地名】和歌山:和歌山県海南市名高の、かつて黒江湾の奥部の海浜であった一帯。