歌詳細

妹もわれも一つなれかも三河なる二見の道ゆ別れかねつる

項目 内容
番号 3-276
漢字本文 妹母我母一有加母三河有二見自道別不勝鶴
漢字本文(左注) 一本云、水河乃二見之自道別者吾勢毛吾文獨可文将去
読み下し文 妹もわれも一つなれかも三河なる二見の道ゆ別れかねつる
読み下し文(左注) 一本に云はく、三河の二見の道ゆ別れなばわが背もわれも独りかも行かむ
訓み いももわれもひとつなれかもみかはなるふたみのみちゆわかれかねつる
現代語訳 妻も私も一つだからだろうか、三河の二見の道から別れがたいことだ。
現代語訳(左注) 三河の二見の道から別れたなら、あなたも私も一人で旅するのでしょうか。
歌人 高市連黒人 / たけちのむらじくろひと
歌人別名 高市, 黒人, 高市 / たけち
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 高市黒人/たけちのくろひと/高市黒人
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】二見の道
【故地名読み】ふたみのみち
【現在地名】愛知県豊川市
【故地説明】愛知県豊川市御油町と同市国府町との境で、東海道の本道と、県境の本坂峠を越えて浜名湖北岸をゆく姫街道との分岐点。一説に愛知県豊川市御津町大字広石。
【故地名】三河
【故地名読み】みかわ
【現在地名】愛知県
【故地説明】国名。愛知県の東部。
【地名】三河:二見の道
【現在地名】愛知県の東部:愛知県豊川市御油町と同市国府町との境で、東海道の本道と、浜名湖の今切の険を避けるため静岡県との境の本坂峠を越えて浜名湖北岸を行く姫街道とが別れる分岐点か