歌詳細

つのさはふ磐余も過ぎず初瀬山いつかも越えむ夜は更けにつつ

項目 内容
番号 3-282
漢字本文(題詞) 春日蔵首老歌一首
漢字本文 角障經石村毛不過泊瀬山何時毛将超夜者深去通都
読み下し文(題詞) 春日蔵首老の歌一首
読み下し文 つのさはふ磐余も過ぎず初瀬山いつかも越えむ夜は更けにつつ
訓み つのさはふいはれもすぎずはつせやまいつかもこえむよはふけにつつ
現代語訳 岩石の荒い磐余もまだ越えていない。初瀬山はいつ越えることだろう。夜は更けたのに。
歌人 春日蔵首老 / かすがのくらのおびとおゆ
歌人別名 春日, 弁基, 弁基, 春日, 春日蔵 / かすが, べんき
歌体 短歌
時代区分 第2期
部立 雑歌
季節 なし
補足 春日老/かすがのおゆ/春日老
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】磐余
【故地名読み】いわれ
【現在地名】奈良県
【故地説明】奈良県桜井市池之内から橿原市東池尻町にかけての一帯の地か。
【故地名】泊瀬山
【故地名読み】はつせやま
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】泊瀬地方の山の総称。初瀬の町の西北にある初瀬山(548メートル)のみならず初瀬川沿いの諸峰。
【地名】磐余:泊瀬山
【現在地名】奈良県桜井市南西部から橿原市香久山の東北麓にかけての一帯:奈良県桜井市初瀬の地の山