歌詳細

東の市の植木の木足るまで逢はず久しみうべ恋ひにけり

項目 内容
番号 3-310
漢字本文(題詞) 門部王詠東市之樹作歌一首〔後、賜姓大原真人氏也〕
漢字本文 東市之殖木乃木足左右不相久美宇倍戀尒家利
読み下し文(題詞) 門部王の東の市の樹を詠みて作れる歌一首〔後に、姓大原真人の氏を賜へり〕
読み下し文 東の市の植木の木足るまで逢はず久しみうべ恋ひにけり
訓み ひむがしのいちのうゑきのこだるまであはずひさしみうべこひにけり
現代語訳 東の市に植えた木がこんもりと葉を繁らせるまで長いこと逢わなかったので、なるほど恋しいことだなあ。
歌人 門部王 / かどべのおほきみ
歌人別名 出雲守, 大原真人, 主人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 門部王/かどべのおほきみ/門部王
詠み込まれた地名 大和平城京 / 奈良
関連地名 【故地名】東の市
【故地名読み】ひがしのいち
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】平城京の左京八条二坊に置かれた東の市。奈良市杏町・西九条町あたり。一説に奈良市古市町の地。