歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻3-312 |
漢字本文(題詞) | 式部卿藤原宇合卿被使改造難波堵之時作歌一首 |
漢字本文 | 昔者社難波居中跡所言奚米今者京引都備仁鷄里 |
読み下し文(題詞) | 式部卿藤原宇合卿の難波の堵を改め造らしめらえし時に作れる歌一首 |
読み下し文 | 昔こそ難波田舎と言はれけめ今は都引き都びにけり |
訓み | むかしこそなにはゐなかといはれけめいまはみやこひきみやこびにけり |
現代語訳 | 昔でこそ「難波田舎」と言われたであろうが、今は都のあれこれを引いて来て、いかにも都らしくなったなあ。 |
歌人 | 藤原朝臣宇合 / ふぢはらのあそみうまかひ |
歌人別名 | 宇合卿, 宇合卿, 藤原宇合, 藤原宇合卿, 藤原宇合大夫, 西海道節度使 / うまかひのまへつきみ |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第2期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 藤原宇合/ふぢはらのうまかひ/藤原宇合【藤原宇合卿】 |
詠み込まれた地名 | 摂津 / 大阪 |
関連地名 | 【故地名】難波 【故地名読み】なにわ 【現在地名】大阪府 【故地説明】大阪市およびその周辺の地域。上町台地に沿った海辺を中心に難波津が営まれ、当時海内無比の要津。仁徳・孝徳・聖武の皇居も営まれた。 【故地名】難波の都 【故地名読み】なにわのみやこ 【現在地名】大阪府 【故地説明】仁徳天皇の高津宮・孝徳天皇の難波長柄豊碕宮・聖武天皇の難波宮をいう。宮址はいずれも高津宮とほぼ同地。 |