歌詳細

度会の大川の辺の若久木我が久ならば妹恋ひむかも

項目 内容
番号 12-3127
漢字本文(部立) 羇旅發思
漢字本文 度会大川邊若歴木吾久在者妹恋鴨
読み下し文(部立) 羈旅に思ひを発せる
読み下し文 度会の大川の辺の若久木我が久ならば妹恋ひむかも
訓み わたらひのおほかはのへのわかひさきわがひさならばいもこひむかも
現代語訳(部立) 旅にあって思いを起す
現代語訳(標目) 旅にあって思いを起す
現代語訳(題詞) 旅にあって思いを起す
現代語訳(序文など) 旅にあって思いを起す
現代語訳 渡会の大川のほとりの若歴木。わが旅が久しくなれば、妻は恋に苦しむかなあ。
歌人 柿本朝臣人麻呂之歌集 / かきのもとのあそみひとまろのかしふ
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 羇旅発思
季節 なし
補足 柿本人麻呂/かきのもとのひとまろ/柿本人麻呂【柿本朝臣人麻呂歌集】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】渡会の大川
【故地名読み】わたらいのおおかわ
【現在地名】三重県
【故地説明】渡会の斎宮(伊勢神宮)付近の川。三重県と奈良県の県境の大台ヶ原山に発し、三重県多気郡を東流、度会郡を横ぎって、度会郡御菌村で伊勢湾に入る宮川。一説に五十鈴川。
【地名】度会:大川の辺
【現在地名】伊勢国の旧郡名。三重県伊勢市および度会郡に当る。:大台ヶ原山に発し、三重県の多気・度会両郡を貫流し、伊勢市北部で伊勢湾に注ぐ宮川か。