歌詳細

田子の浦ゆうち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける

項目 内容
番号 3-318
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 田兒之浦従打出而見者真白衣不盡能高嶺尒雪波零家留
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 田子の浦ゆうち出でて見れば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける
訓み たごのうらゆうちいでてみればましろにそふじのたかねにゆきはふりける
現代語訳 田児の浦を通って出て見るとまっ白に富士の高嶺に雪が降っていることだ。
歌人 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと
歌人別名 山部宿禰明人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人
詠み込まれた地名 駿河 / 静岡
関連地名 【故地名】田子の浦
【故地名読み】たごのうら
【現在地名】静岡県
【故地説明】静岡県の富士川の西方、清水市の旧興津町(現在は興津清見寺町以下興津を冠する五町に分かれている)の東北の薩埵(さった)山の麓から庵原郡由比・蒲原両町にかけて弓状をなす海浜。
【故地名】富士の高嶺
【故地名読み】ふじのたかね
【故地説明】静岡・山梨両県にまたがる富士山。
【地名】田子の浦:富士の高嶺
【現在地名】富士川西岸の、静岡県庵原郡の蒲原・由比・倉沢の海辺:富士山