歌詳細

富士の嶺を高み恐み天雲もい行きはばかりたなびくものを

項目 内容
番号 3-321
漢字本文 布士能嶺乎高見恐見天雲毛伊去羽斤田菜引物緒
漢字本文(左注) 右一首、高橋連蟲麻呂之歌中出焉。以類載此。
読み下し文 富士の嶺を高み恐み天雲もい行きはばかりたなびくものを
読み下し文(左注) 右の一首は、高橋連虫麻呂の歌の中に出づ。類を以ちてここに載す。
訓み ふじのねをたかみかしこみあまぐももいゆきはばかりたなびくものを
現代語訳 富士の山が高く恐れ多いので、天雲も行き滞って、頂にたなびいていることよ。
歌人 高橋連虫麻呂之歌(集)中 / たかはしのむらじむしまろのか(しふ)ちう
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 高橋虫麻呂/たかはしのむしまろ/高橋虫麻呂【高橋虫麻呂之歌集】
詠み込まれた地名 駿河 / 静岡
関連地名 【故地名】富士の嶺
【故地名読み】ふじのね
【故地説明】静岡・山梨両県にまたがる富士山。
【地名】富士の嶺
【現在地名】富士山