歌詳細

三諸は人の守る山本辺にはあしび花咲き末辺には椿花咲くうらぐはし山そ泣く子守る山

項目 内容
番号 13-3222
漢字本文 三諸者人之守山本邊者馬酔木花開末邊方椿花開浦妙山曽泣児守山
漢字本文(左注) 右一首
読み下し文 三諸は人の守る山本辺にはあしび花咲き末辺には椿花咲くうらぐはし山そ泣く子守る山
読み下し文(左注) 右は一首
訓み みもろはひとのもるやまもとへはあしびはなさきすゑへはつばきはなさくうらぐはしやまそなくこもるやま
現代語訳 三諸は人が大切にする山。ふもとには馬酔木が花をさかせ、頂には椿が花をひらく。いつも心打つ山よ。泣く子を守るように人々が守る山よ。
歌人 作者未詳 /
歌体 長歌
時代区分 不明
部立 雑歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】三諸
【故地名読み】みもろ
【現在地名】奈良県
【故地説明】神の降りる山の意の普通名詞で、三諸・神名備に同じ。各地にあるが、集中のものはほとんど奈良県内のもので、次の三つがある。(1)桜井市三輪の三輪山。(2)高市郡明日香村の神岳(雷丘)。(3)生駒郡龍田の神名備山。→三室
【地名】三諸
【現在地名】【三室】神の降りる山の意の普通名詞で、三諸・神奈備に同じ。