歌詳細

神奈備の三諸の山に斎ふ杉思ひ過ぎめや苔生すまでに

項目 内容
番号 13-3228
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 神名備能三諸之山丹隠蔵杉思将過哉蘿生左右
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 神奈備の三諸の山に斎ふ杉思ひ過ぎめや苔生すまでに
訓み かむなびのみもろのやまにいはふすぎおもひすぎめやこけむすまでに
現代語訳 神名備の三諸の山に大切にする杉――忘れすぎることがどうしてあろうか。枕に蘿のはえるまでに。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 雑歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】神名備の三諸の山
【故地名読み】かむなびのみもろのやま
【現在地名】奈良県
【故地説明】飛鳥(神岳)、三輪(三輪山)、龍田(a生駒郡斑鳩町神南の三室山、b同郡三郷町大字立野字西浦の神南備神社のある山)の神名備がある。神座となる山や森をいう普通名詞でどこにでもありうるが、集中の神名備の大部分は飛鳥の神名備をいう。
【故地名】三諸の山
【故地名読み】みもろのやま
【現在地名】奈良県
【故地説明】三室の山のこと。一説に山名として京都府宇治市莵道滋賀谷の三室戸寺のある山。
【地名】三諸の山
【現在地名】三輪山。奈良県桜井市三輪にある山。