歌詳細

磯城島の大和の国に人二人ありとし思はば何か嘆かむ

項目 内容
番号 13-3249
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 式嶋乃山跡乃土丹人二有年念者難可将嗟
漢字本文(左注) 右二首
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 磯城島の大和の国に人二人ありとし思はば何か嘆かむ
読み下し文(左注) 右は二首
訓み しきしまのやまとのくににひとふたりありとしもはばなにかなげかむ
現代語訳 磯城島の日本の国に、わが恋する人が二人あると思ったら、何を嘆く必要があろう。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 相聞歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】磯城島
【故地名読み】しきしま
【現在地名】奈良県桜井市
【故地説明】奈良県桜井市金屋付近。長谷の谷の入口をなす一帯。崇神天皇の磯城瑞籬宮、欽明天皇の磯城島金刺宮があった。大和の形容辞に、また大和の意にも用いた。
【故地名】大和の国
【故地名読み】やまとのくに
【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。
【地名】磯城島:大和の国
【現在地名】奈良県桜井市金屋付近。長谷の谷の入口をなす一帯。:日本全体。