歌詳細

明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに

項目 内容
番号 3-325
漢字本文(題詞) 反歌
漢字本文 明日香河川余藤不去立霧之念應過孤悲尒不有國
読み下し文(題詞) 反歌
読み下し文 明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに
訓み あすかがはかはよどさらずたつきりのおもひすぐべきこひにあらなくに
現代語訳 明日香川の川淀にいつも立こめている川霧のように、簡単に消えるような恋ではないのに。
歌人 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと
歌人別名 山部宿禰明人
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】明日香川
【故地名読み】あすかがわ
【現在地名】奈良県高市郡
【故地説明】高市郡高取山(584メートル)の山中畑に発し、稲淵山の西麓を廻り、雷丘の南西及び藤原京址を北西に流れ大和川に注ぐ。巻14のものは一説に東国の川、所在未詳。
【地名】明日香川
【現在地名】奈良県高市郡畑の山中に発し、稲淵山の西麓を回り、甘橿丘の東北、藤原宮跡を経て大和川に注ぐ