歌詳細

あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり

項目 内容
番号 3-328
漢字本文(題詞) 大宰少貳小野老朝臣歌一首
漢字本文 青丹吉寧樂乃京師者咲花乃薫如今盛有
読み下し文(題詞) 大宰少弐小野老朝臣の歌一首
読み下し文 あをによし奈良の都は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり
訓み あをによしならのみやこはさくはなのにほふがごとくいまさかりなり
現代語訳 青丹も美しい奈良の都は、咲きさかる花が輝くように、今盛りである。
歌人 小野朝臣老 / をののあそみおゆ
歌人別名 小野大夫, 小野老朝臣, 小野大夫 / をののまへつきみ
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 小野老/をののおゆ/小野老
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】奈良の都
【故地名読み】ならのみやこ
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】元明天皇の和銅三(710)年3月より桓武天皇の延暦三(784)年11月まで7代714年間(天平12年より17年にかけては恭仁・紫香楽・難波に造京遷都)の帝都。京師は奈良市街地を東偏の一部として西方平野に展開していた。国立博物館と興福寺との間の南北の通じる道(京都街道)は東の京極大路、東大寺転害門から西へ佐保を経て法華寺に至る道は一条大路に当たる。
【地名】奈良の都
【現在地名】奈良市