歌詳細

玉だすきかけぬ時なく我が思へる君によりては倭文幣を手に取り持ちて竹玉をしじに貫き垂れ天地の神をそ吾が乞ふいたもすべなみ

項目 内容
番号 13-3286
漢字本文(題詞) 或本歌曰
漢字本文 玉手次不懸時無吾念有君尒依者倭文幣乎手取持而竹珠■(口+刂)之自二貫垂天地之神■(口+刂)曽吾乞痛毛須部奈見
読み下し文(題詞) 或る本の歌に曰はく
読み下し文 玉だすきかけぬ時なく我が思へる君によりては倭文幣を手に取り持ちて竹玉をしじに貫き垂れ天地の神をそ吾が乞ふいたもすべなみ
訓み たまだすきかけぬときなくわがもへるきみによりてはしつぬさをてにとりもちてたかだまをしじにぬきたれあめつちのかみをそあがこふいたもすべなみ
現代語訳 玉襷をかけるように心にかけぬ時なく、私が慕うあなたによってこそ、倭文織の幣を手にとり持ち、竹珠をたくさん貫き垂らし、天地の神々に逢瀬をお願いする。恋しさにせん方なく。
歌人 作者未詳 /
歌体 長歌
時代区分 不明
部立 相聞歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明