歌詳細

藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君

項目 内容
番号 3-330
漢字本文 藤浪之花者盛尒成来平城京乎御念八君
読み下し文 藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思ほすや君
訓み ふぢなみのはなはさかりになりにけりならのみやこをおもほすやきみ
現代語訳 藤の花が波うって盛りになりましたねえ。奈良の都を恋しくお思いでしょうか、あなた。
歌人 大伴宿禰四綱 / おほとものすくねよつな
歌人別名 大伴四綱, 大伴四縄
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 雑歌
季節 なし
補足 大伴四綱/おほとものよつな/大伴四綱
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】奈良の都
【故地名読み】ならのみやこ
【現在地名】奈良県奈良市
【故地説明】元明天皇の和銅三(710)年3月より桓武天皇の延暦三(784)年11月まで7代714年間(天平12年より17年にかけては恭仁・紫香楽・難波に造京遷都)の帝都。京師は奈良市街地を東偏の一部として西方平野に展開していた。国立博物館と興福寺との間の南北の通じる道(京都街道)は東の京極大路、東大寺転害門から西へ佐保を経て法華寺に至る道は一条大路に当たる。
【地名】奈良の京
【現在地名】奈良市