歌詳細

しらぬひ筑紫の綿は身につけていまだは著ねど暖かに見ゆ

項目 内容
番号 3-336
漢字本文(題詞) 沙弥滿誓詠綿歌一首〔造筑紫觀音寺別當、俗姓笠朝臣麻呂也〕
漢字本文 白縫筑紫乃綿者身著而未者妓祢杼暖所見
読み下し文(題詞) 沙弥満誓の綿を詠める歌一首〔造筑紫観音寺別当、俗姓は笠朝臣麻呂なり〕
読み下し文 しらぬひ筑紫の綿は身につけていまだは著ねど暖かに見ゆ
訓み しらぬひつくしのわたはみにつけていまだはきねどあたたかにみゆ
現代語訳 しらぬひの筑紫の綿は身につけてまだ着たことはないが、暖かそうに見える。
歌人 笠朝臣麻呂 / かさのあそみまろ
歌人別名 沙弥満誓, 満誓, 笠沙弥, 沙弥満誓, 造筑紫観音寺別当, 造筑紫観世音寺別当, 満誓沙弥 / さみのまんせい, まんせい
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 笠麻呂/かさのまろ/笠麻呂【沙弥満誓】
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】観音寺
【故地名読み】かんのんじ
【現在地名】福岡県太宰府市
【故地説明】→観世音寺(福岡県太宰府市大字観世音寺。都府楼跡の東方0.5キロ。現講堂脇に礎石をのこす。)
【故地名】筑紫
【故地名読み】つくし
【故地説明】九州地方(大宰府管下の西海道、九国二島)の総称。また筑前・筑後の総称としても用いた。
【地名】筑紫
【現在地名】福岡