歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻14-3376 |
漢字本文 | 古非思家波素弖毛布良武乎牟射志野乃宇家良我波奈乃伊呂尒豆奈由米 |
漢字本文(左注) | 或本歌曰、「伊可尓思弖/古非波可伊毛尓/武蔵野乃/宇家良我波奈乃/伊呂尓受安良牟」 |
読み下し文 | 恋しけは袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出なゆめ |
読み下し文(左注) | 或る本の歌に曰はく、「いかにして/恋ひばか妹に/武蔵野の/うけらが花の/色に出ずあらむ」 |
訓み | こひしけはそでもふらむをむざしののうけらがはなのいろにづなゆめ |
現代語訳 | 恋に苦しくなったら袖を振ろうものを、武蔵野のうけらの花のように、人目に立つそぶりをなさるな。 |
現代語訳(左注) | 或ル本ノ歌ニ曰ワク、どのようにしたら妻への恋は、武蔵野のうけらの花のように人目につかずにいられようか。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 不明 |
部立 | 相聞歌 |
季節 | なし |
補足 | 不明// |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】武蔵野 【故地名読み】むさしの 【故地説明】武蔵国の野。多摩川流域から荒川流域にかけての野。 【地名】武蔵野 【現在地名】国名。東京都・埼玉県および神奈川県の一部に当る。 |