歌詳細

埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は絶ゆとも言な絶えそね

項目 内容
番号 14-3380
漢字本文 佐吉多万能津尒乎流布祢乃可是乎伊多美都奈波多由登毛許登奈多延曽祢
読み下し文 埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は絶ゆとも言な絶えそね
訓み さきたまのつにをるふねのかぜをいたみつなはたゆともことなたえそね
現代語訳 埼玉の湊(みなと)に泊る船のように、風が強くて綱が切れてしまっても、愛のことばだけは絶えないでほしい。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 相聞歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】埼玉の津
【故地名読み】さきたまのつ
【現在地名】埼玉県
【故地説明】行田市南部、大字埼玉あたり利根川水域の船着き場か。
【地名】埼玉の津
【現在地名】埼玉は『和名抄』の「埼玉郡埼玉郷」、現在の埼玉県行田市の東南部、埼玉の一帯をさすか。「埼玉の津」はその辺りの旧利根川に注いでいた旧荒川の船着き場か。