歌詳細

常陸なる浪逆の海の玉藻こそ引けば絶えすれあどか絶えせむ

項目 内容
番号 14-3397
漢字本文 比多知奈流奈左可能宇美乃多麻毛許曽比氣波多延須礼阿杼可多延世武
漢字本文(左注) 右十首、常陸國歌
読み下し文 常陸なる浪逆の海の玉藻こそ引けば絶えすれあどか絶えせむ
読み下し文(左注) 右の十首は、常陸国の歌
訓み ひたちなるなさかのうみのたまもこそひけばたえすれあどかたえせむ
現代語訳 常陸の浪逆の海の玉藻こそ、ひっぱると絶えもしよう。しかし私はどうして仲を絶やそう。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 相聞歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】浪逆の海
【故地名読み】なさかのうみ
【現在地名】茨城県
【故地説明】茨城県鹿島郡北浦の南部から、潮来市(旧行方郡潮来)の辺までの北浦と北利根川の交わる江湾。潮来町外浦逆浦・内浦逆浦はその遺称。
【故地名】常陸
【故地名読み】ひたち
【現在地名】茨城県
【故地説明】国名。ほぼ現在の茨城県に一致する。
【故地名】常陸の国
【故地名読み】ひたちのくに
【現在地名】茨城県
【故地説明】国名。ほぼ現在の茨城県に一致する。
【地名】常陸:浪逆の海
【現在地名】国名。茨城県の大半に当る。:茨城県鹿島郡波崎町と千葉県銚子市との間の現利根川河口から北浦および霞ヶ浦(西浦)の当時の沿岸一帯まで含めた広い水域をさす。