歌詳細

上野久路保の嶺ろの葛葉がたかなしけ児らにいや離り来も

項目 内容
番号 14-3412
漢字本文 賀美都家野久路保乃祢呂乃久受葉我多可奈師家児良尒伊夜射可里久母
読み下し文 上野久路保の嶺ろの葛葉がたかなしけ児らにいや離り来も
訓み かみつけのくろほのねろのくずはがたかなしけこらにいやざかりくも
現代語訳 上野の久路保の山の葛の蔓(つる)のように、ますます遠くいとしい子から別れて来たよ。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 不明
部立 相聞歌
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】上野
【故地名読み】かみつけの
【現在地名】群馬県
【故地説明】国名。群馬県の地。
【故地名】葛葉がた
【故地名読み】くずはがた
【故地説明】普通名詞。地名として、群馬県赤城山中の大沼説がある。
【故地名】久路保の嶺ろ
【故地名読み】くろほのねろ
【現在地名】群馬県
【故地説明】群馬県勢多郡にある赤城山の総称。赤城山最高峰黒桧岳(1828メートル)の東南麓に黒保根町が現在もあり、北麓には利根郡久呂保村(現昭和村)の名がのこっていた。
【地名】上野:久路保の嶺
【現在地名】国名。群馬県。上ツ毛野ノ国の意で、下野(上ツ毛野ノ国)に対する。:群馬県勢多郡と利根郡とにまたがる赤城山の総称。その最高峰を黒檜山(一八二八㍍)といい、勢多郡側に黒保根村、利根郡側に久呂保(現在、昭和村の一部)の地名がある。