歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻14-3427 |
漢字本文 | 筑紫奈留尒抱布児由恵尒美知能久乃可刀利乎登女乃由比思比毛等久 |
読み下し文 | 筑紫なるにほふ児故に陸奥の香取娘子の結ひし紐解く |
訓み | つくしなるにほふこゆゑにみちのくのかとりをとめのゆひしひもとく |
現代語訳 | 筑紫の匂うように美しい女のために、陸奥の可刀利の少女が結んだ、愛の誓いの紐も解いてしまうことよ。 |
歌人 | 作者未詳 / |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 不明 |
部立 | 相聞歌 |
季節 | なし |
補足 | 不明// |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】香取(2) 【故地名読み】かとり 【故地説明】陸奥国内、所在未詳。一説に千葉県香取郡。 【故地名】筑紫 【故地名読み】つくし 【故地説明】九州地方(大宰府管下の西海道、九国二島)の総称。また筑前・筑後の総称としても用いた。 【故地名】陸奥 【故地名読み】みちのく 【故地説明】東山道の奥の意。磐城・岩代・出羽・陸前・越中・陸奥の総称。今の福島・宮城・岩手・秋田・山形・青森の諸県の地。 【地名】筑紫:陸奥:1香取 【現在地名】九州地方の総名にも、また筑前(福岡県中部・西北部)・筑後(同西南部)の総称としても用いる。:ミチノオクの約。東海・東山二道の奥の意で、今の青森・岩手・宮城・福島の諸県を合わせていう。:香取は所在未詳。下総国の香取神宮と関係ある地名か。 |