歌詳細

夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてそ我が来る妹が目を欲り

項目 内容
番号 15-3589
漢字本文 由布佐礼婆比具良之伎奈久伊故麻山古延弖曽安我久流伊毛我目乎保里
漢字本文(左注) 右一首、秦間満
読み下し文 夕さればひぐらし来鳴く生駒山越えてそ我が来る妹が目を欲り
読み下し文(左注) 右の一首は、秦間満
訓み ゆふさればひぐらしきなくいこまやまこえてそあがくるいもがめをほり
現代語訳 夕暮になるとひぐらしがやって来て鳴く生駒山を、越えては帰って来る。妻に逢いたくて。
歌人 秦間満 / はだのままろ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 秦間満/はたのはしまろ/秦間満
詠み込まれた地名 不明 / 不明
関連地名 【故地名】生駒山
【故地名読み】いこまやま
【故地説明】生駒市・生駒郡と大阪府東大阪市との境の山(642メートル)。当時、南の龍田越えと共に大和と河内を結ぶ交通路であった。山頂の北に善根寺越え、辻子谷越え、南に、暗峠越えがあり、当時の路はいずれか不明。
【地名】生駒山
【現在地名】奈良県生駒市および生駒郡と大阪府東大阪市との間にある連山。