歌詳細
項目 | 内容 |
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番号 | 巻3-359 |
漢字本文 | 阿倍乃嶋宇乃住石尒依浪間無比来日本師所念 |
読み下し文 | 阿倍の島鵜の住む磯に寄する波間なくこのころ大和し思ほゆ |
訓み | あべのしまうのすむいそによするなみまなくこのころやまとしおもほゆ |
現代語訳 | 阿倍の島の鵜の住む磯に寄せる波のように、絶えずこのごろは大和が思われる。 |
歌人 | 山部宿禰赤人 / やまべのすくねあかひと |
歌人別名 | 山部宿禰明人 |
歌体 | 短歌 |
時代区分 | 第3期 |
部立 | 雑歌 |
季節 | なし |
補足 | 山部赤人/やまべのあかひと/山部赤人 |
詠み込まれた地名 | 不明 / 不明 |
関連地名 | 【故地名】阿倍の島 【故地名読み】あべのしま 【故地説明】所在未詳。大阪市阿倍野区説のほか、和歌山・兵庫・愛知県などに当てる説がある。 【故地名】大和 【故地名読み】やまと 【故地説明】(倭・日本)大和朝廷の勢力のおよんだ範囲をあらわす語で、奈良県天理市大和(大和神社がある)あたりの地方名から起こり、大和中央平原部、奈良県全体、近畿一帯から日本全国の総名へと発展したという。集中の歌は大和中央平原部・大和国(奈良県全体)・日本国の総名など種々に用いている。 【地名】阿倍の島:大和 【現在地名】所在未詳:国名としての奈良県全体 |