歌詳細

石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば都し思ほゆ

項目 内容
番号 15-3617
漢字本文(題詞) 安藝國長門嶋舶泊礒邊作歌五首
漢字本文 伊波婆之流多伎毛登杼呂尒鳴蝉乃許恵乎之伎氣婆京師之於毛保由
漢字本文(左注) 右一首、大石蓑麻呂
読み下し文(題詞) 安芸国の長門の島にして磯辺に船泊して作れる歌五首
読み下し文 石走る滝もとどろに鳴く蝉の声をし聞けば都し思ほゆ
読み下し文(左注) 右の一首は、大石蓑麻呂
訓み いはばしるたきもとどろになくせみのこゑをしきけばみやこしおもほゆ
現代語訳 岩を流れおちる滝もとどろくほどに鳴く蝉の声を聞くと、都がしのばれることよ。
歌人 大石簑麻呂 / おほいしのみのまろ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 大石蓑麻呂/おほいしのみのまろ/大石蓑麻呂
詠み込まれた地名 安芸 / 広島
関連地名 【故地名】安芸国
【故地名読み】あきのくに
【現在地名】広島県
【故地説明】国名。広島県の西部。
【故地名】長門の島
【故地名読み】ながとのしま
【現在地名】広島県呉市倉橋町
【故地説明】広島県呉市倉橋町(倉橋島)。
【地名】不明
【現在地名】不明