歌詳細

百船の泊つる対馬の浅茅山しぐれの雨にもみたひにけり

項目 内容
番号 15-3697
漢字本文(題詞) 到對馬嶋淺茅浦舶泊之時、不得順風經停五箇日。於是瞻望物華、各陳慟心作歌三首
漢字本文 毛母布祢乃波都流対馬能安佐治山志具礼能安米尒毛美多比尒家里
読み下し文(題詞) 対馬島の浅茅の浦に到りて船泊せし時に、順風を得ず、経停まれること五箇日なり。ここに物華を瞻望し、各々慟める心を陳べて作れる歌三首
読み下し文 百船の泊つる対馬の浅茅山しぐれの雨にもみたひにけり
訓み ももふねのはつるつしまのあさぢやましぐれのあめにもみたひにけり
現代語訳 多くの船が泊る港の対馬の浅茅山は、時雨の雨に美しくもみじしたことよ。
歌人 作者未詳 /
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 不明//
詠み込まれた地名 対馬 / 長崎
関連地名 【故地名】浅茅の浦
【故地名読み】あさじのうら
【現在地名】長崎県対馬
【故地説明】厳原港説、阿須港説がある。
【故地名】浅茅山
【故地名読み】あさじやま
【現在地名】長崎県対馬
【故地説明】浅茅湾東方の山か。
【故地名】対馬
【故地名読み】つしま
【現在地名】長崎県
【故地説明】国名。長崎県の対馬。上県郡、下県郡に当たる南北の二島。大陸渡航の要衝。
【地名】対馬:浅茅山
【現在地名】国名。長崎県対馬。:長崎県対馬の浅茅湾に近い山だろうが、的確には示し難い。