歌詳細

竹敷の玉藻なびかし漕ぎ出なむ君がみ船をいつとか待たむ

項目 内容
番号 15-3705
漢字本文 多可思吉能多麻毛奈婢可之己芸■(亻+弖)奈牟君我美布祢乎伊都等可麻多牟
漢字本文(左注) 右二首、對馬娘子名玉槻
読み下し文 竹敷の玉藻なびかし漕ぎ出なむ君がみ船をいつとか待たむ
読み下し文(左注) 右の二首は、対馬の娘子名を玉槻
訓み たかしきのたまもなびかしこぎでなむきみがみふねをいつとかまたむ
現代語訳 竹敷の玉藻を靡かせて漕ぎ出してしまうあなたのお船の帰りを、いつと思ってお待ちしましょう。早くお帰り下さい。
歌人 玉槻 / たまつき
歌人別名 対馬娘子, 対馬娘子 / つしまのをとめ
歌体 短歌
時代区分 第4期
部立 なし
季節 なし
補足 玉槻/たまつき/玉槻
詠み込まれた地名 対馬 / 長崎
関連地名 【故地名】竹敷
【故地名読み】たかしき
【現在地名】長崎県下県郡美津島町
【故地説明】長崎県対馬市美津島町大字竹敷(対馬)。浅芽(あそう)湾内の要津。
【故地名】対馬
【故地名読み】つしま
【現在地名】長崎県
【故地説明】国名。長崎県の対馬。上県郡、下県郡に当たる南北の二島。大陸渡航の要衝。
【地名】竹敷
【現在地名】長崎県下県郡美津島町竹敷。