歌詳細

吉野なる夏実の川の川淀に鴨そ鳴くなる山陰にして

項目 内容
番号 3-375
漢字本文(題詞) 湯原王芳野作歌一首
漢字本文 吉野尒有夏實之河乃川余杼尒鴨曽鳴成山影尒之弖
読み下し文(題詞) 湯原王の芳野にして作れる歌一首
読み下し文 吉野なる夏実の川の川淀に鴨そ鳴くなる山陰にして
訓み よしのなるなつみのかはのかはよどにかもそなくなるやまかげにして
現代語訳 吉野にある夏実の川の川淀には鴨が鳴いているようだ。山の陰で。
歌人 湯原王 / ゆはらのおほきみ
歌人別名 志貴皇子之子
歌体 短歌
時代区分 第3期
部立 雑歌
季節 なし
補足 湯原王/ゆはらのおほきみ/湯原王
詠み込まれた地名 大和 / 奈良
関連地名 【故地名】夏実の川
【故地名読み】なつみのかわ
【現在地名】奈良県吉野郡吉野町
【故地説明】菜摘付近を流れる吉野川。
【故地名】吉野
【故地名読み】よしの
【現在地名】奈良県吉野郡吉野町
【故地説明】奈良県吉野郡吉野町を中心とした一帯の地。集中では主として吉野離宮のあった吉野川を中心とした流域一帯の山河をさす。歌中では「み吉野」ともいう。→み吉野
【地名】吉野:夏実の川
【現在地名】奈良県吉野郡:奈良県吉野郡吉野街菜摘の地の川